庭園の好みと、カルガモの親子

平日は仕事があるため、いきおいカメラを携えて散歩に出るのは週末になる。

僕は電車移動があまり好きではないため、基本的には自転車で外出する（機材はリュックで背負う）。自宅から近い順に、外出候補を挙げると、目白庭園、おとめやま公園、哲学堂、六義園、旧古河庭園、小石川後楽園、そして新宿御苑というあたりだろうか。

（E-5,35-100mm,左端はからくり人形？に見入る人びと。）

今日は天気も良かったため、すこし足を伸ばそうと、午前から小石川後楽園へ。紅葉が見ごろを迎えていることもあり、園内はとても賑わっていた。今週いっぱい、穏やかな天気が続けば、来週もまだ紅葉を楽しめると思う。

話の流れが変わるけど、僕のお気に入りは、やはり新宿御苑である。敷地がダントツに広いこともあり、庭園自体のケレン味が少ない点が良い（狭い面積内に、これでもかと撮影スポットがあるような庭園は、好みではないということ）。狭い道幅の順路を歩かされるようなこともなく、気楽にブラブラできる。程よく“自然に包まれたような”感覚を味わえるとともに、お手洗いや自販機、ベンチなどもバランスよく配置されている。新宿御苑をゆっくり2～3時間かけて歩き回ると、気持ちが良いものだ。

知られていないところで、目白庭園も捨てがたい（時間がないとき、あまり天気に恵まれなかったときに選ぶことが多い）。閑静な住宅地の中にある、こじんまりとした庭園だが、手入れが行き届いた樹木や花、池、滝など、ひととおりの素材が揃っている上、込み合うこともない。季節にはカルガモの親子連れに出会うこともある。

（昨年撮影の蔵出しを掲載。Vario-Elmar14-150mm）。