コシナが、マイクロフォーサーズマウントのMFレンズ「Nokton 25mm f0.95」をリリースするようだ。元ネタはこちら。マイクロフォーサーズ準拠のハイスピードレンズというと20mm f1.7が挙げられるが、それよりも2段近く明るいレンズということになる。被写界深度は135版に換算して50mm f1.9、というところか(諸元表には、最短撮影距離は0.15m、とある。本当ならすごい・・・)。
撮像素子のコンパクトさと、フランジバックの短さを生かし、マウントアダプタによる“オールドレンズ遊び”にハマる向きも多かったマイクロフォーサーズだが、ここにきて公式な趣味性の高いレンズが登場することになった。おそらくHELIAR、SKOPAR、LANTHARといったフォクトレンダーブランドの各レンズ群のリリースも、計画に上っているのだろう。
OVFを備えたSLR式カメラでMFをする場合は、まずファインダー像の大きさや、ピントの山の掴みやすさが問題となっていたし、レンジファインダー式の場合はピント合わせにも一定の慣れとスキルが必要だった。だがマイクロフォーサーズの場合、液晶やEVFでフォーカス位置を拡大しながらピントを追い込める。MFレンズという“アナログ”とミラーレスという“デジタル”がコラボした結果の、ベターな使い勝手だと言えるだろう。
こうなってくると俄然気になるのが、4/3 Rumorsなどが信頼性の高いウワサとしてリークしていた「パナが、マイクロフォーサーズ用のSummiluxをリリースする。f1.4か、それよりも明るいレンズになる」という話。パナ製Summiluxなら、当然AF可能なレンズとして登場するだろう。f1.4なら、手元には既に4/3用Summiluxがあるので気にならないが、それより高速なレンズとなると・・・気になる。
それにしてもNoktonにせよSummiluxにせよ、せっかくだからOVFで味わいたいものではある。
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