フォトキナ会場で欧州オリンパスの幹部がZDの開発停止に言及したということについて、ルーモアさんのところが「翻訳を重ねたことによる誤解だった?」と報じている。実際には「現時点では開発していない。今後必要になった際には、いつでもそうする(=開発する?)だろう」というニュアンスのようだ。
これによって安心する人もいれば、そうでない人もいるだろう。僕なんかはひねくれ者なので、「ダブルフォーサーズでいく」(いけてない)、「毎年複数のフォーサーズボディを出す」(出てない)、「ZD 100mmマクロ出すよ」(なかったことになった)・・・という経緯を鑑みると、具体的なプランがアナウンスされない限りは、事実上の凍結だと認識してしまう。
それに何より、旗艦たるE-5をリリースするタイミングですら「New ZDが必要なときではない」ということになるわけで、今後余程のことがない限り、「New ZDが必要なとき」なんてこないだろう。位相差AFでZDを満足に使えるモジュラー型モデルが出たとしても、それならマイクロでレンズを作ったほうが良いだろうしね。
でも事ここに至ったら、グダグダ言っても仕方がない。僕は何があってもキヤノン・ニコンに転ぶことはないし(プロの知人よりいい機材を使うのは恥ずかしい)、ソニーの中級機は(良くも悪くも)透過型ミラーに傾いたし、ペンタックスの今の好調は、HOYAが高値でペンタをむにゃむにゃしたいがための施策にしか見えない(言いすぎかな? すいません)。
そして何より、現実的にE-5は注文済みだし、触った人のレポートを見る限り、デキも良ささそうだ。というわけで前向きに、第二章に引き続き、勝手に第三章の幕を開けたいと思う(笑)。
あくまでも現時点でのものだけど、次のような構想だ(まだ構想ですよ)。
■メインはE-5、サブはE-PL1(with VF-2)とする
■レンズはそれぞれ、以下の2ラインとする
・こだわりライン=14-35mm、35-100mm、50mm f2.0 Macro、Summilux
・普段使いライン=9-18mm、14-150mm、Nokton(with NDフィルタ)
■これに伴い、以下のモデルは殿堂入りとする
・ボディ=E-420、E-30
・レンズ=14-42mm、14-150mm(Vario-Elmar)、12-60mm、25mmパンケーキ
コンセプトとしては、まずE-5には松と竹マクロを合わせる。ハイエンドZDの解像力を余すところなく受け止められるボディだというオリンパスの主張を確かめさせてもらうというわけ。そしてE-PL1には実用性を担ってもらう。僕の嗜好はさておき、市場の趨勢がミラーレスに写りつつあるのは、間違いないことだと思う。それならば今から、その進化の過程も含めて、楽しんでしまおうということだ(“楽しむ”からこそ、Noktonも入れる)。
正直、Elmarや12-60mmとお別れするのは惜しく、後ろ髪を引かれるものがある。E-420のシェイプも魅力的だった。そのコンパクトさにより、歴史に残るDSLRだと言えるだろう。
でも12-60mmやElmarを残すと、普段からE-5と合わせて持ち歩きかねない。E-420&パンケーキも同様だ。それではせっかくミラーレスを入れた意味がなくなってしまう・・・。
まず手始めとして、本日E-PL1とVF-2を注文したところだ。今後も新体制に向けて、機材を順次、再構築していくつもり。
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・・・ところでGH2いいなあ。特にシボ加工、梨地塗装になったあたりが。EVFがフィールドシーケンシャルだから自分の購入要件を満たさないけど。あとマイクロの25mm f1.4も出るのね。
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