先日、出張で3年ぶりに高知へ足を運びました。前回訪問した際は改装中だった高知駅ですが、驚くほどモダンになっていました。変わらないのは、(やはりキレイに改装されてしまった)お土産売り場の片隅で、芋けんぴを炒めるおばさんだけです(懐かしい)。
はりまや橋も相変わらずのB級っぷり。同列に語られることの多い札幌時計台と比べても段違いの「がっかり名所」感には、むしろ横綱の風格さえ漂います(笑)。
前回の高知行の時は、(定番ですが)鰹のタタキのおいしさにびっくりした記憶があり、また前回と同じお寿司屋さんを訪ねることに。
オーダーすると、鰹のブロックを切り出し、板前さんが炙ったうえで切り分けてくれます。東京などでいただくものとは、厚みや鮮度に加えて鰹自身の旨みが違う。ポン酢風味の普通のタタキと、塩タタキを選べるので、もちろん順番に両方いただきました(写真は塩タタキ)。
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3年前はα700+24-70mmZAという大鑑巨砲の組み合わせで高知に上陸しましたが、今回は自分が写真を撮るわけでもないので、E-PL1とNoktonのみの観光モード(というと怒られるか……)で臨みました。というわけでここまでの写真はすべてNokton一本。動きものを撮るわけではなく、むしろ暗所に極端に強い(f0.95!)ことと寄れること(撮像素子から17cm、レンズの鼻先まで寄れる!)ことでNoktonの使い勝手は上々です。オートフォーカスなんて飾りです。偉い人にはそれが分から(ry
ただし、液晶ビューファインダーのVF-2はMFに必須。VF-2さえあれば、構図を確認したあと、画面拡大MFですんなりフォーカスを合わせられます。ペンライトのフォーカスポイントは基本的に大きめのため、小さな対象には、むしろ合焦させやすいかも。
開放f0.95では合焦部もソフトでクラシックな写りのNoktonですが、絞り込むことでみるみるうちに画像全体の鮮鋭度が増します。周辺減光はf2.8になれば気にならないレベル。レンズ前部の絞り環を回すにつれて締まりを増す像を、EVFでリアルタイムに確認できるのは一眼レフにはない新鮮さ。大口径レンズの良さは開放で撮ることではなく、絞りをコントロールする余地が大きいことにあるんだなーと改めて実感できます。
ところでNoktonを使っていたら、「妹がコシナで働いている」という方に声をかけられ、びっくりしました。長野県でハンドメイドで作られているNoktonですから、その妹さんが工程にかかわっているかもしれません。不思議なご縁もあるものです。
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