アートフィルターはとても使いどころの難しい選択肢だ。僕自身は「これはアートフィルターで撮ったね」とすぐに分かってしまう場合は、使いたくないなあと思っている(もちろん、好きな人はそれでよいと思う)。
例えば子供の頃、楽器が弾けたり、得意なスポーツがあったりすれば、女の子にもてる(よね?)。これは上にあげた要素は、多くの人がそうなりたいと思うのに、センスや努力が必要なやめ誰にでもできるものではなく、それが希少価値につながっているからだ。
E-5のドラマチックトーンで考えてみると、確かに発売前は「すごいな!」と感じたけれど、いざリリースされてしまえば、似た状況で同じアートフィルターで撮れば、同じ様な画が得られる。差別化にも希少価値にも繋がらない。正直なところ、自分が使うまえに同好の士による数々の作例を眼にしたことで、既にお腹いっぱいになってしまった。
アートフィルターの中でも、僕が使いやすく感じるのは、トイフォトだろうか。次いでライトトーン。ジオラマくらい突き抜ければ、ケレン味もないかも。周辺画質の高さがウリのフォーサーズにおいて、敢えて周辺を落とす加工というのも、ひねりがきいていて良いと感じる。
(E-PL1,M.ZD9-18mm,Toy Photo,このくらいの雰囲気ならイヤ味なく使えるか?)
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