マウントを問わず、DSLR界における最強の標準ズームレンズはどれか?――そんなことを議題に挙げてしまうと、百家争鳴してまとまらないと思う。でも“最良”の標準ズームレンズは? とすれば、少なくとも僕は、12-60mm f2.8-4.0 SWDを挙げる。あえて対抗馬を求めるなら、シグマの17-70mmかなあ。
絶対的な質量だけ見れば、決して軽量級とは言えないレンズだけれど、換算画角24-120mmという万能さ、望遠端でもf4を維持する明るさ、そしてリリース当時“世界最速”が謳われた超音波アクチュエーター式のフォーカスユニットを備える点を加味すれば、納得が行く。加えて防塵防滴が奢られている。TIPAによる「ベスト・エキスパート・レンズ」の称号は、伊達ではないというところか。
(E-30,LEICA-D Summilux 25mm f1.4,ISO200)
続きを読む "“最良”の標準ズーム?――12-60mm f2.8-4.0 SWD" »
14-35mmを入れようと思った頃には、既にα900と24-70mmZAが手元にあった。つまり、フルサイズで使うバリオゾナーの深度の浅さに手を焼いていたということ。周辺画質が気になる性分もあって、バリオゾナーは結局f4~5.6くらいに絞って使うことが多かった。せっかく開放f2.8なのに、その明るさを生かせない。なんかもったいなくない? となる。
そこで、がぜん14-35mmが気になってくるわけだ。f4相当の深度を確保しながら、f2の露出でシャッターを切れる(ところで僕は、ほとんど基準感度でしか撮らない。だから高感度画質って、あまり気にしたことない)。そして開放でも、4/3だから周辺含めてぱりっと撮れる。減光も気にならない。防塵防滴、フォーカスはオリンパス渾身のソニックウェーブドライブ……となると、試さずにはいられない。
(E-420,Zuiko Digital 25mm f2.8,ISO100)
続きを読む "きらきら王様レンズ――14-35mm f2.0 SWD" »
思えば4/3に手を出したのは、宮崎あおいのパンフレットにぐっときて、E-410を衝動買いしたのがきっかけだった。その後、登山に行った際、自分は(気合をいれて)α900に24-70mmZA、彼女用にE-410レンズキットを持参したのだが、登山にフルサイズはキツく、しかもE-410で十分にすきっとした写真撮れちゃうし!・・・ということで12-60mmを買い増したのが、レンズ沼の入り口だったり。
(E-420,Leica-D Vario-Elmar 14-150mm f3.5-5.6,ISO100)
続きを読む "コンパクトネスと高画質のいいとこ取り――E-420&Vario-Elmar" »
最近のコメント