・・・ただしManfrottoのミニ四脚、MODOPOCKET 797込みで。
一般にフォーサーズ素子のアキレス腱だと言われているのが、画素ピッチの余裕の無さに起因する高感度ノイズである。
ただ、開放から高い描写性能を持つ専用レンズ群(絞る必要なし)や、ボディ内手ブレ補正のおかげで、E-Systemのボディには低感度で粘るための条件が揃っている。高感度耐性頼みで絞り込む必要があるフルサイズと比較して、実戦での戦闘力には言うほど差が出ないという実感がある。
とはいえフルサイズのフラグシップクラスと比較すると、高感度に強くないのは事実。でもこのハンデも、三脚さえ立てられれば、霧消してしまう。
サンプルは西池袋の中華料理店「楊」の五香牛肉。香辛料とともに火をとおした牛肉をスライスし、皿の野菜を覆うように盛りつけ、上から辛味のあるタレをかけてある。これがまた、青島ビールに良く合うのだ・・・という話ではなくて、サンプルのとおりペンライトとMZD9-18mm、そしてMODOPOCKET 797の組み合わせで、暗めの店内、そして広くないテーブル上でも問題なく、低感度で撮影可能だ。チルトするEVFも撮影しやすさに一役買っている。
もちろん、より高感度に強いDSLRと大口径レンズの組み合わせなら、手持ちで撮れる状況だと思う。でも例えば飲食店の席上で、周囲にほかのお客さんもいる中で、大振りな一眼レフを持ち出せますか? 僕には無理だ(ペンライトですらギリギリ)。
(E-PL1,MZD9-18mm f4-5.6,そしてMODOPOCKET 797。ISOは200)
日常の中では「フルサイズ+それを支えるに足る三脚」という組み合わせを持ち出せない状況が一般的であるのに対し、「小振りで高性能なレンズと、薄いボディ」というマイクロフォーサーズのフォームファクタなら、MODOPOCKET 797を装着しての低感度撮影ふができ、結果として撮影シーンも広がることになる。
MODOPOCKET 797だけは、オリンパスのオンラインショップでも扱えばいのに、と思う。OEMするという選択肢もあるのになー。
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